ウエスタンシャツの柄合わせの方法です。
もちろんウエスタンシャツだけでなくいろいろなものに応用できる方法です。
柄合わせの方法はいろいろありますが、どれが正しいとか間違っているということはありません。
自分が気になるところ、合わせたいところをあわせるようにしてください。
ここでは一番気になると思われる、脇線の横段を合わせる方法をご紹介します。
柄の中で基準となる線を決めます。 今回は白、紺、水色、こげ茶、という横段の中で一番目立つこげ茶を基準にします。
2枚一度に裁断する場合や、わだちの場合重ねた生地がずれていないか確認します。 左の写真では上のほうではぴったり合っているのに、下に行くにつれてすこしずつずれているのが分かります。 このまま裁断、縫製しても柄が合うことはありませんので裁断前にキレイに重ね直す必要があります。 | |
生地というのは簡単に伸びたり動いたりするので、一箇所ではなく数箇所でのチェックをして下さい。 特に柄をあわせたい部分(今回なら脇線)を重点的に見てください。
裁断前に重ねた時に柄のポイントポイントをきっちり合わせてピンでとめましょう。
生地は大きければ大きいほど柄はずれます。 可能であれば裁断するパーツよりひとまわり大きめに粗断ちしておくと扱いやすいのでおすすめです。 | |
前後身頃の型紙を見てください。 生地のこげ茶の部分が通る位置を決め、型紙に直接線を引いてしまいます。 一番裾に近いところだけでもいいのですが、丁寧にするなら生地と同じ間隔でこげ茶部分の印をつけます。
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このときに注意することは、出来上がり線に注目することです。 柄が合うのは出来上がり線上で合えばいいわけですから、型紙の端ではなく出来上がり位置(黒い点)を柄が通るようにして下さい。 裁断するときに見るのは型紙の端ですから、線は紙の端から端まで引いておきます。 | |
前身頃の型紙で裾から上に向かってこげ茶の位置を書いていくと、脇では袖ぐりから1㎝下がったところがこげ茶のラインでした。 後身頃も同じ高さになるように線を引いておきます。 | |
袖は腕を下ろした時に身頃と横のラインがそろっているときれいです。 (難しいと感じる場合は無理に合わせなくてもいいと思います) 合わせる場合は脇線と同じように1㎝下がったところにこげ茶が通るように線をひいておきます。
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型紙にひいた線と、生地のこげ茶が重なるように型紙を配置して裁断してください。(白い矢印に注目)
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このように横1列に並ばなくても、型紙に線が引いてあるので、同じようにこげ茶が通っていれば縫い合わせたときには柄がつながります。 | |
おまけです。 脇の横段以外についてです。 前立に柄のどの部分を使うが決まっている場合、やはり型紙に柄を書き込んで(写真ではピンクの部分)それと生地の柄が重なるように裁断すればOKです。 ヨークやポケットは身頃と柄をぴったりあわせると、まるでついていないようになってしまいます。 せっかくですから、チェックならバイアス取りにしたり、ストライプなら横にしてみるなど、ここに切り替えがありますよ~とアピールできる柄使いにしてみてはいかがでしょうか。 それでもぴったり合わせたい!という場合は、裁断した身頃のポケット位置にポケット型紙をのせて柄を写し取り、その通りに裁断すれば簡単です。 ヨークも同じやり方で合わせられます。 |
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