レディースプルオーバーシャツ [23]

59.5

60

裏起毛のダンガリーで作りました。

しっかり目の生地なので接着芯を使わずに仕立てています。

サンプル使用生地：裏起毛ダンガリー…ニット工房様 

 中にボーダーTシャツを合わせて。

衿を立てたり、袖をロールアップしても雰囲気が変わりますね。

ゆったりサイズなので重ね着も楽々、スリーシーズン活躍してくれます。

ごく薄手のローンやボイルを使えば夏の紫外線、冷房対策にもなりそうですね。

9号ボディにLサイズを着せています。

 後のヨーク下は内側にたたんだタックです。

ゆったりだけどすっきりのヒミツはこれ。

同じパターンで外にたたんだタックでも作れます。

メンズっぽくしたい場合におすすめです。

裾は私の好きなディテイル、「シャツテイル」です。

着丈はチュニック丈も考えましたが、何度も試作、試着をして、気になる腰まわりは隠して、おまけに脚は長く見える、この丈に落ち着きました。

丈のカットは裾線を平行にカットして、延長は脇線をそのまま延長して、お好きな様に変えていただいてOKです。

これはシャツの裏側です。布端が一切見えない仕立てです。

ヨークを2枚仕立て、縫い代は全て折り伏せ縫いにしているのでロックミシンも要らず、こんなにすっきり仕上がります。

折り伏せ縫いですが、あらかじめ縫い代の幅に差がつけてあるので、縫い代を後から細く切ったりする必要はありません。

作業時間が短くなりますし、大事な身頃をはさみで傷つけてしまうような心配もないですね。

その他、衿やカフスなどのパーツも、あらかじめアイロンで折っておいてダイレクトに縫い付けるなど、なるべく少ない工程で作れるようになっています。

 丸衿アレンジです。

9号ボディにMサイズのサンプル着用。

 サンプル使用生地：トリプルガーゼ…ニット工房様

3枚のガーゼが合わさった生地で、柔らかいのに厚みがあって、細かい部分を縫うのはちょっと難しかったです。

ダブルガーゼなど端がほつれやすい素材は初心者さんにはあまりおすすめしませんが、使う場合は裁断後、生地端にロックをかける様な感じで、ほつれ止めのステッチを入れておくと良いでしょう。

合い印もノッチ（切り込み）ではなく、後から消せるチャコペンなどを使うと多少ほつれても大丈夫です。

台衿つきのシャツカラーなので丸くても甘くなりすぎません。

ピンクを使ってもさわやか。

丸衿のパターンは角衿とは別で入っていますので、写し取る必要はありません。

 背中のタックをギャザーにアレンジしています。

パターンにはギャザー止まりの印がついています。

 袖口もギャザーにアレンジしてやさしい雰囲気。

カフスの幅は４ｃｍと狭めです。

やわらかな女性らしさを意識しています。

 Uネックのアップです。

バイアステープが立っている様なこの形が正解です。

 Uネックの底の部分を裏からつまんで縫えば、Vネックっぽくも出来ます。

きりっとした感じがお好きな方はどうぞ。